大内宿に行ってきました。


今日は雨が降ったり、やんだり。もうすぐ、紫陽花の季節ですね。
先週は、(女性だけの写真教室)の授業で、会津若松下郷町の(大内宿)に写真撮影の旅に行きましたよ。
(大内宿)がどこにあるのかも知らなかったのですが、(大内宿へようこそ)の看板をまがったとたん
ここはイギリスの宝石といわれるコッツヲルズの村に似ているのではないかなと思いました(写真でしか知らないけれど)。とすればここは、日本の宝石のような村かも知れない。土壁に沿うようにたくさんの薪がつんであり、藁葺き屋根の家が並んでいました。ここは、会津藩が江戸初期に会津と江戸を結ぶ幹線道路のひとつとして整備されたもので、参勤交代の際にはこの道が利用された重要な街道でその頃に大内宿は宿場として整えられたそうです。道の中央には、広い溝があり、きれいな水がながれています。
おばあさんが、菖蒲を洗っていました。どうして菖蒲をあらっているのですか?と聞くと、今日は旧の5月5日の宵なので節句というんだよ。菖蒲を今から屋根にさすんだよ。とにっこり。おばあさんたちの、丁寧な暮らしぶり。本当の贅沢な生活って、こんな生活の中にあるのかも知れないって思いました。宿泊は民宿伊勢屋さん。夕食は囲炉裏で9代目のご主人が3時間かけて焼いてくれた鮎の塩焼きのおいしかったこと。手作り味噌と舞茸のホイル焼きのおいしかったこと。
(ここに泊まらなければ、大内宿の本当の良さが分からないし、良い写真も取れないんですよ)と先生が言いましたが、夜になって外に出てみてその理由がわかりました。広がっているのは 夜の暗い闇。家々の前にだけ灯りがついて、御とぎ話のような世界がひろがっていました。囲炉裏と暗い闇は日本人が捨て来た世界。
暗い闇を夜の底の底を感動してじっと見ました。翌日も良い天気。早朝4時起床で、写真撮影開始はつらかったし、いっぱい注意されたし、良い写真が撮れたという自信はまったくなかったのですが、本当にきれいな緑の山々に囲まれた美しい大内宿で過ごした時間は忘れられない思い出になりました。福島県は(うつくしま、福島)のキャッチコピーで宣伝していますが、はじめて本当に美しいと思いました。岐路につく途中、栃沢では桐の花が山々をバックに、きれいな花を咲かせていました。


撮影最後の場所は、猪苗代町にある、明治の香りを今に伝える天鏡閣でした。ロココ調の華麗な客間のシャンデリア、アールヌーボースタイルの美しい鏡、マントルピースにうっとり。。。鏡に映りこんだシャンデリアのきれいなことといったら。。(ここは電球にAEロックして映すのよ)と先生の声。。。あのきれいなシャンデリアと鏡がきれいに映せるようになりたいなとおもいました。窓から差し込む光さえも優雅にみえました。