西の魔女が死んだ

かねてより見たかった映画を見てきました。
2年前にドラネコさんから、いただいた本が
西の魔女が死んだ)でした。感激したので
娘にもいいよって見せてあげようとしたら、もう読んだし持ってる!と。。
梨木香歩サンは好きな作家だよ といっていたので、
やはりベストセラーなんだなあと。。。


サチパーカー演じるおばあちゃんがターシャチューダーそっくり。
着ているワンピースも、暖炉も。。
おばあちゃんのキッチンからリビングに流れるスモーキーな
空気感。。
流れる風が白いカーテンをゆらし、テーブルクロスも紅茶を飲むシーンも
なにもかもインテリアのすてきなこと。。
一つ一つがていねいに選ばれた雑貨や家具。。 
お湯をわかすケトルも花柄のティーポットも素敵。。

登校拒否をした主人公のまいちゃんは、
おばあちゃんのもとに預けられる。
毎日魔女修行と称してきちんとした時間に起床
朝食の支度 かたずけ、そうじ、シーツを洗濯して
ラベンダーの草の上に干したり、ワイルドストロベリー
ジャムをつくったりしていくうちに
元気を取り戻して学校に戻っていく
というお話なのだけれど、
夜中におばあちゃんがクッキーを焼いて紅茶をキャンドルをトレイに載せて
舞ちゃんの部屋に入ってくるシーン。。
キャンドルホルダーのすてきなこと。。
美術監督の矢沢京子さんという方にどこに行けば
あのキャンドルホルダーに出会えますかと聞きたくなるくらい
ほっとする灯り。。。

ガイドブックをよむと、美術の矢沢京子さんが、、山梨の清里をロケハン中
偶然見つけ心惹かれた場所で、(ここならこんな感じの家を作ることが出来ます)
とプロデューサーを説得したとガイドブックにありましたが、
この映画の魅力の半分はこの矢沢さんが作り上げたおばあちゃんの家にあるのでは。。?とおもいました。

おばあちゃんの言葉もすてきです。
私は毎日のちょっとした変化が楽しみなんです。
だから変化をまえもって知る必要はありません。

結局、強靭なしかししなやかなココロと肉体を作る
には、毎日のきちんとした暮らしの繰り返しなんだと。。
これって禅寺のお坊さんもそうだよね。
今 思い出したけれど、フランス人はよく(アール・ドゥ・ヴィーヴル。。。。生活はアートだ)
といって日々の暮らしを大切にする国民だと聞いたことがありますが、
ほんとうに。。。そう。。とおもいました。

お母さんがぁ〜おかあさんがぁ〜ブログかいているのでぇ〜
座布団のうえで死んだふりィ〜しちゃうんだあ〜